今につながる日本史+α

今につながる日本史+α

読売新聞編集委員  丸山淳一

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

探検家近藤重蔵の転落 元農水次官事件との接点は

近藤重蔵(『愛国百話』挿絵、国立国会図書館蔵) 近藤重蔵(1771〜1829)といえば蝦夷地探検で有名だ。ところが息子の富蔵(1805〜87)が起こした大量殺人に連座して、不遇な晩年を送ったことはあまり知られていない。しかもその事件は親子の相克を経て起き…

借金抱えて領地転々「引っ越し大名」15万石の悲しい史実

越後村上城(左上)、播磨姫路城(右上)、出羽山形城(左下)、白河小峰城(右下) 城が大好きな私から、まずクイズ。これらの4つの城の共通点は何でしょう?答えは「いずれも『引っ越し大名』といわれた越前松平家当主の譜代大名、松平直矩なおのり(1642…

焼失した首里城は「戦わない琉球」の象徴だった

このコラムはYOMIURI ONLINE「深読み」で2019年1月まで掲載し、それ以降はこのブログで不定期に更新してきました。YOMIURI ONLINEのリニューアルに伴い、2019年11月からは読売新聞オンライン「webコラム」で連載を再開しました。 読売新聞オンラインは会員登…