今につながる日本史+α

今につながる日本史+α

読売新聞編集委員  丸山淳一

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『麒麟がくる』の桂男に重なる本能寺の変と月=暦との縁

撮り直しでスタートが2週間遅れ、新型コロナの影響で2か月半も放送を休んだNHK大河ドラマ『麒麟がくる』が、いよいよ完結する。 2月7日放送予定の最終回(第44回)「本能寺の変」まであと2回。クライマックスが近づくにつれ、ドラマでは「月」に絡ん…

「転落の歴史」からコロナ対策を考える

2021年は緊急事態宣言の再発令から始まった。今年もコロナとの戦いが最大の懸案になることは間違いない。読売新聞オンラインのコラム本文は、元通産官僚で衆議院議員の齋藤健さんのインタビューだ。 齋藤さんは、日露戦争の勝利から第2次世界大戦に惨敗する…

『 麒麟がくる』で「三悪」の汚名晴らした松永久秀

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で、吉田鋼太郎さんが演じる松永久秀(1508〜77)が織田信長(1534~82)に背き、信貴山城で自害した。 松永久秀(『太平記英勇伝』) 天下の大名物といわれた平蜘蛛を抱えて爆死するという俗説を採用しなかったあたりは、最新の…